インターネットの普及で最近は人々のプライバシー意識がたいへん強くなった。多くの家庭に、書類裁断機(シュレッター)が置いてあります。
こういう時代に、お客様の本音を聞き出すのは容易なことではありません。例え答えてくれたとしても本当のことを言っているかわからないのです。
とりわけ商圏調査ともなるとお客様の一番大事な「住所」を聞き出さなければならないので余計たいへんです。自分が答えた住所が悪用されるのではないかと疑っているからです。「名前を聞かないのだから、関係ないだろう」と考えるのは甘い。仮に、「○○町の△番地にお住まいですね」と場所をぼかしたように聞いてもなかなか本当のことは言わない。
ある企業では、住所は郵便番号だけにとどめているくらいです。
しかし、郵便番号だけでは、その番号が示す範囲が広すぎて、商圏調査とは言えないものになってしまいます。できるだけ、詳細に人々の住む場所を知る必要があります。
そこで、今回は、メッシュを使った地図の作り方を紹介しましょう。
まず、完成品です。図表1のような地図が作れると良いのです。
これならば、お客様は住所を答える必要はありません。「Dの4です」という具合に答えれば良いので、安心です。住所を聞かずに記号数字で答えていただくという点がキモです。(以下続く)
oyo 月刊 飲食店経営 2016年9月号 76-77ページ