◆1)ここは流行る、と本部の推奨を安心して受け入れて失敗する

事例(1)動線がない立地

「300m圏の人口がなんと6,056人確保できます(注0)。今、1店当たりの人口平均が2千人強(注1)ですから、3倍弱もある計算です。お客さんになる比率を控えめに見て半分としても、約3000人で平均と比べてほぼ5割増しになります。

それに、物件の目の前に生徒数1200人の私立高があって(注2)学校帰りに寄ってくれたりいろいろありますよ。なにしろ、店前にはおあつらえの陸橋があるから高校と直結しているのと同じです。

あと、その高校の隣りにTスーパーが売場面積867㎡と小ぶりながら、年商8億円以上売ってますからね、相当集客できている。

それに、忘れちゃいけないのは、ここは有名な都道「目黒通り(注3)」に面しているということです。一日中、自動車が通っていて12時間で13,568台もありますからね。

これだけあれば、駐車場がなくても寄ってくれるお客さんは少なくありません」

と、筆者がコンビニ本部のリクルーター(営業)だったら言うだろう。

人口が十分にあって、育ち盛りの購買意欲の旺盛な若い人がすぐ目の前にいて、Tスーパーも近くにあって大繁盛しているらしい。それに店前の自動車交通量も多い、と推奨されたら、立地の素人はどうやって反論できるだろう?

そして、実際、ここで開店したオーナーがいた(写真1)。写真を見れば、店舗前は自動車が通っているし、陸橋だってある。向いに高校があって、周辺は民家が密集している(図1)。

しかし、この店を見てすぐその立地の悪さに気づかなければ、あなたは危ない。

なぜか?

続きは、「月刊コンビニ」2016年8月号 で

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